ケアマネージャーの理想と現実

「介護の司令塔」になるメリット

これを知ると目指したくなる!

体力的な負担が減る

体力的な負担が減る

入浴介助や排泄介助、移乗介助などの現場の介護職は体力的に負担のある仕事が多いです。そのため腰痛などを慢性的に抱えながら働いている介護職員は多くいます。一方、ケアマネージャーは利用者に面会することはありますが介護を行うのではなく、ケアプランの作成や介護サービスの報酬計算などのデスクワークが多くなります。現場を離れて介護の司令塔として仕事をしますので、ケアマネージャーの体力的な負担は現場での仕事と比べると大きくありません。体力的な面から介護の仕事が続けられなくなってきたという人も、デスクワーク中心の仕事であれば無理せずに経験を活かして働くことができます。
また、夜勤がないということもメリットのひとつです。体力のあった若い頃と比べて、年齢を重ねていくごとに夜勤が辛くなっていく人は多いです。その点でケアマネージャーの行う仕事はほとんどが昼間の業務なので、夜勤のある職場はほとんどありません。よって夜勤が辛くなってきたという人や、子育てをしながら働きたいという人にとって、ケアマネージャーの働き方はメリットがあります。

転職の幅が広がる

現場の介護職だった人や、保健福祉関係、医療関係で働いていた人も、ケアマネージャーになることで仕事の場が広がります。居宅介護支援事業所などでケアプラン作成が中心の仕事に就いたり、老人ホームやデイサービスの事務室が職場になったりなど、様々な職場があります。さらにキャリアを積むことで、地域包括支援センターなどで働くこともできます。資格取得した後にすぐにケアマネージャーの仕事を選択しなかったとしても、転職や昇進に関して有利に進めることができます。そのため転職の幅が広がり、自分のやりたい分野に進める可能性が広がります。

給料が上がる

介護福祉士などからキャリアアップをしてケアマネージャーになるため、一般的な介護職員よりも給料が高くなることがほとんどです。平成27年度の平均給与をみると、介護職員は22万5299円ですが、ケアマネージャーは26万5077円と、おおよそ4万円ほどの違いがあります。

ひとつのゴール

介護業界には数多くの資格がありますが、ケアマネージャーはその中でも取得のハードルが高い資格です。取得条件には現場での経験年数なども必要であるため、無資格で未経験の状態から挑戦できるわけではありません。ステップアップ形式で資格を取得していくと、最後に挑戦する資格でもあるのでひとつのゴールともいえます。

ケアマネージャーについて

ケアマネージャーは資格取得が難しいこともあり、取得をすれば素晴らしい働き方が待っていると思われがちです。しかし、その理想と働いてからの現実にギャップを感じる人も多いです。当サイトはそんな働き始めてからのギャップに苦しまないよう、ケアマネージャーの現実的な面をお伝えします。お問い合わせは こちら からお寄せください。

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