向いていないのはこんな人
当てはまると厳しいかも
話を聞くことが苦手
ケアマネージャーは利用者やそのご家族の相談を深いところまで聞き、理解することができなければいけません。そして、介護を必要としている人たちは話を聞いてほしいというニーズや自分のことを理解してほしいというニーズを持っています。そのため話を聞くことが苦手という人には、その人たちのニーズに応えることにストレスを感じてしまいます。そもそも困っていることを聞くことができなければ、根本的な解決すべき問題が見えてこないため、提示する解決策も的外れなものになってしまうことは当然です。
書類作成に時間がかかる
ケアマネージャーの大切な仕事のひとつにケアプランの作成がありますが、このケアプランを作成するために関連する数多くの書類作成の仕事があります。そしてこの書類作成はどのような要望があったのか、どういった会議が行われたのかなど、記憶が新しいうちでなければ内容がぼやけてしまうものもあります。だからこそ、相談内容や聞いた話などが記憶にあるうちに片付けなければいけません。しかし、書類作成が追いつかずに後回しになっていると、気がついた時には何から手をつけて良いのかわからないほど増えていることもあります。
また、書類が抜けていれば運営基準減算というペナルティもあるので、抜けなく作成していくことが求められます。もちろん、これらの書類をすべて抜けなく作成するためには時間的な余裕が必要になります。つまり、効率的に書類作成の業務をテキパキとこなしていくことができなければ、ケアマネージャーの仕事は務まりません。
裏方に徹することができない
ケアマネージャーはあくまでも現場のマネジメントが仕事ですので、問題解決まですべて自分が行いたいという人はあまり向いていません。どうすれば問題解決のために結果を出すことができるかについて、方法や手段を考えて調整することが仕事です。そのため、あくまでも裏方であるという認識を持って、チームが円滑に進むことを第一に考える必要があるので、現場に出て手出しをしたいと考えてしまう人はあまり向きません。
また、介護保険では解決できないニーズへの対応や、生活において全般的な相談を受ける仕事があります。このように広く何でもできる能力が問われることもあるので、応用力がなければ難しいですと答えてばかりになってしまうこともあります。表面上は無理なニーズや相談に関して、ストレスを感じてしまう人はケアマネージャーには向いていないといえます。
